2022年度公立高入試の出願状況発表

北海道教育委員会が、「令和4年度公立高等学校入学者選抜の出願状況について」を公開しました。

【追記】
2022/1/28 函館高専の出願状況を追加しました。

状況分析

普通科3高(中部理数含む)の一般選抜は、おおむね昨年と同水準となりました。市立函館・函館西については、推薦出願者が減った影響で一般選抜の実質倍率は若干下がっています。一方、昨年定員割れを起こした函館工業は、想定通り大幅な出願者増となりました。なかでも、電気電子工学科は実質倍率が2.96倍という全道トップレベルの高倍率となっています。

今回の入試では、入試問題形式の変更や新学習指導要領スタート、また、コロナ禍での学習中断による影響や、部活動の活動自粛や大会縮小による推薦要件への影響など、例年とは異なる事情が考えられ、そうした背景もあるなかでの選択だったことと推察しますが、来年度の「揺り戻し」の波が大きくなりそうな動向となっています。

函館中部 理数科志望者の伸び悩み

今回新設となった函館中部・理数科ですが、現状においては定員割れという状況となっています。理系上位クラスという位置づけである理数科ですから、理系志望の志望者が「まず第一志望に書く(→第二志望の普通科合格となってもチャレンジする)」という動きになるかと思いましたが、慎重な判断をした受験生が多かったのか、少なくとも第一志望にした受験生は少なかったようです。

函館工業 「揺り戻し」で高倍率に

昨年度は定員割れ(全員合格)となった函館工業ですが、今年度は例年以上の高倍率となりました。中でも、電気電子工学科は倍率が約3倍(3人に1人しか合格できない)という状況となっており、今後、若干の出願変更に加え、函館高専などとの併願者の当日欠席が想定されますが、それでも極めてシビアな入試となります。

(1/28追記)

函館高専の推薦内定・出願状況

1月28日、函館高専の推薦合格内定が発表され、同日学力検査による選抜(一般入試)の出願も締め切られました。前年度と比べ、推薦内定者が減少したため、志願者数は増えましたが、倍率自体はおおむね前年並みとなっています。

高校入試 今後の日程

1月27日(木)~2月2日(水)公立
一般
出願変更の受付
1月28日(金)高専
推薦
合格内定通知日
高専
一般
出願締切
2月10日(木)公立
推薦
面接等実施日
2月13日(日)高専
一般
学力検査日
2月14日(月)公立
一般
出願変更状況の発表
2月15日(火)市内
私立
入試日
2月18日(金)公立
推薦
合格内定者数の発表
2月21日(月)~24日(木)公立再出願の受付
(推薦で内定者とならなかった受験生)
2月22日(火)高専
一般
合格発表
2月25日(金)市内
私立
合格発表
3月1日(火)公立
一般
再出願後の出願状況の発表
3月3日(木)公立
一般
学力検査日
3月4日(金)公立
一般
面接等実施日
(実施校のみ)
3月14日(月)公立
一般
追検査日
3月16日(水)公立合格発表