2025年度公立高入試の出願状況発表
北海道教育委員会が、「令和7年度公立高等学校入学者選抜の出願状況について」を公開しました。
状況分析
推薦選抜が「自己推薦」に変更されて以降、一昨年・昨年と推薦出願者数が増加傾向にありましたが、今年度は若干落ち着いた印象です。ただし、一般選抜での倍率は、推薦不合格者数を考慮すると、道教委発表資料より高くなると考える必要があります。
再出願後の「実質倍率」に注意
推薦選抜で内定にならなかった受験生の「再出願」をしっかり考慮にいれなければなりません。
もちろん推薦枠目一杯に内定を出すとは限りませんので、道教委の発表資料や新聞報道では、この部分が読み取りにくくなっていますので、上の表をご確認ください。
函館西を例にしますと、
推薦選抜 推薦枠72人に対し、106人出願 ⇒ 72人合格内定、残りの34人が全員函館西に再出願と仮定
一般選抜 残り168人の募集定員に対し、196+34=230人出願(実質倍率1.37倍)
となります。
これに、函館中部・函館工業・函館商業などは、転科合格(第2・第3志望学科での合格)もありますので、学校全体での数字にも注意が必要です。
今後の変動の要素
今後の情勢に変動を与える要因としては、①出願変更、②推薦不内定者の再出願のほかに、③函館高専・私立高合格者の当日欠席があります。このうち、受験者数の動向に最も大きな影響を与えるのが、③の高専・私立高合格者の当日欠席です。函館は、道内他地区に比べ、私立高を第一志望にする受験生が多い傾向にあり、例年各高20~70名ほどの当日欠席者が発生しています。
函館高専の推薦内定・出願状況
1月24日、函館高専の推薦合格内定が発表され、同日学力検査による選抜(一般入試)の出願も締め切られました。
高校入試 今後の日程
1月28日(火)~2月3日(月) | 公立 一般 | 出願変更の受付 |
1月30日(木) | 公立 一般 | 出願変更状況の中間発表 |
2月9日(日) | 高専 一般 | 学力検査日 |
2月10日(月) | 公立 推薦 | 面接等実施日 |
2月12日(水) | 公立 一般 | 出願変更状況の発表 |
2月13日(木) | 市内 私立 | 入試日 |
2月18日(火) | 公立 推薦 | 合格内定者数の発表 |
高専 一般 | 合格発表 | |
2月19日(水)~21日(金) | 公立 | 再出願の受付 (推薦で内定者とならなかった受験生) |
2月20日(木) | 市内 私立 | 合格発表 |
2月28日(金) | 公立 一般 | 再出願後の出願状況の発表 |
3月4日(火) | 公立 一般 | 学力検査日 |
3月5日(水) | 公立 一般 | 面接等実施日 (実施校のみ) |
3月11日(火) | 公立 一般 | 追検査日 |
3月17日(月) | 公立 | 合格発表 |