2021年度公立高入試の出願状況発表
北海道教育委員会が、「令和3年度公立高等学校入学者選抜の出願状況について」を公開しました。
状況分析
今年度入試でも、例年通りの「隔年現象」が起こり、昨年低倍率だった学科に人気が集中する傾向が続いています。一方で、普通科3高の倍率がすべて上昇するなど、昨年とは異なる部分もあります。
函館中部 定数減で大激戦
今年度入試から、函館中部の募集定員が40名減となりましたが、当初出願者数は昨年とあまり変わらず、激戦必至の状況です。裁量問題を含む当日点をいかに得点するかが大変重要ですが、今年度は出題範囲の変更もあり、過去問での対策が難しい科目もあります。北海道のみに限らず、全国の過去問などから、出題範囲に合致し、類題出題の可能性が高い問題をピックアップし、演習を行うとよいでしょう。
市立函館 推薦で定員超、一般入試も高倍率に
昨年度は定員を下回り、全員が合格内定となった市立函館の推薦入試も、今年は定員を超える出願がありました。中部の定員減の影響もあるかと思います。一般入試の出願者数は昨年より減少していますが、推薦で定員の48名に内定が出るとすると、一般入試の定員はその分少なくなりますし、推薦で合格内定できなかった受験生が一般入試に再出願すると想定すると、実質倍率は昨年度よりも高くなることが予想されます。
当日点の獲得に向け、基本問題での取りこぼしを徹底して防ぐことが重要になります。また、出題範囲の変更に比較的対応しやすく、裁量問題がない理科・社会でいかに得点できるかが合格のカギとなります。
函館工業 高倍率に一区切り
ここ数年人気が集中していた函館工業の出願者が大幅に減少しました。学科ごとの倍率は「隔年現象」が顕著に表れていますので、志望学科の出願変更も検討してもよいでしょう。
高校入試 今後の日程
1月27日(水) | 公立 | 出願変更の受付[~2/2(火)] |
1月29日(金) | 公立 | 出願変更状況の中間発表 |
高専 推薦 | 合格内定通知 | |
2月10日(水) | 公立 推薦 | 面接等実施日 |
2月12日(金) | 公立 | 出願変更状況の発表 |
2月16日(火) | 市内 私立 | 入試日 |
2月18日(木) | 公立 推薦 | 合格内定者数の発表 ※再出願の受付 2/19(金)~2/24(水) |
2月21日(日) | 高専 一般 | 学力検査日 |
3月1日(月) | 公立 一般 | 再出願後の出願状況の発表 |
3月2日(火) | 高専 一般 | 合格発表 |
3月3日(水) | 公立 一般 | 学力検査日 |
3月4日(木) | 公立 一般 | 面接等実施日 (面接等を実施する学校) |
3月9日(火) | 公立 一般 | 追検査日 (インフルエンザ罹患等で3/3に受験できなかった受験生対象) |
3月16日(火) | 公立 | 合格発表 |
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